出典:デジタル大辞泉(小学館)

[枕]

  1. 夏草の生い茂る野の意から、「野」を含む地名「野島」に掛かる。

    1. 「―野島が崎に舟近付きぬ」〈新拾遺・羇旅〉

  1. 夏草が日に照らされてしなえる意から、「思ひ萎 (しな) ゆ」に掛かる。

    1. 「―思ひ萎えて嘆くらむ」〈・一三八〉

  1. 夏草が繁茂するところから、「繁し」「深し」に掛かる。

    1. 「―繁き思ひは」〈新勅撰・恋二〉

  1. 夏草を刈る意から、「刈る」と同意を含む「仮」「仮初 (かりそめ) 」に掛かる。

    1. 「―仮初にとて来しかども」〈能因集