なめ‐ずり〔‐づり〕【×舐めずり/×嘗めずり】例文一覧 2件

  1. ・・・ 脚気は喘いで、白い舌を舐めずり、政治狂は、目が黄色に光り、主人はけらけらと笑った。皆逆立ちです。そして、お雪さんの言葉に激まされたように、ぐたぐたと肩腰をゆすって、逆に、のたうちました。 ひとりでに、頭のてっぺんへ流れる涙の中・・・<泉鏡花「木の子説法」青空文庫>
  2. ・・・ 馴れぬ風土の寒風はひとしおさすらいの身に沁み渡り、うたた脾肉の歎に耐えないのであったが、これも身から出た錆と思えば、落魄の身の誰を怨まん者もなく、南京虫と虱に悩まされ、濁酒と唐辛子を舐めずりながら、温突から温突へと放浪した。 しか・・・<織田作之助「勧善懲悪」青空文庫>