なら・う〔ならふ〕【倣う/×傚う】例文一覧 3件

  1. ・・・それ故わたくしは先哲の異例に倣うとは言わない。唯死んでも葬式と墓とは無用だと言っておこう。 自動車の使用が盛になってから、今日では旧式の棺桶もなく、またこれを運ぶ駕籠もなくなった。そして絵巻物に見る牛車と祭礼の神輿とに似ている新形の柩車・・・<永井荷風「西瓜」青空文庫>
  2. ・・・されば唐時代の文学より悟入したる芭蕉は俳句の上に消極の意匠を用うること多く、従って後世芭蕉派と称する者また多くこれに倣う。その寂といい、雅といい、幽玄といい、細みといい、もって美の極となすもの、ことごとく消極的ならざるはなし。ゆえに俳句を学・・・<正岡子規「俳人蕪村」青空文庫>
  3. ・・・以下これに倣う。各皮を剥大将「あっいかんいかん。皮を剥いてはいかんじゃ。」特務曹長「急ぎ呑み下せいおいっ。」(一同嚥下大将「ああ情けない。犬め、畜生ども。泥人形ども、勲章をみんな食い居ったな。どうするか見ろ。情けない。うわあ。」・・・<宮沢賢治「饑餓陣営」青空文庫>