なわ‐のれん〔なは‐〕【縄×簾】例文一覧 2件

  1. ・・・といって桂は先に立って、縄暖簾を潜った。僕はびっくりして、しばしためらっていると中から「オイ君!」と呼んだ。しかたがないから入ると、桂はほどよき場処に陣取って笑味を含んでこっちを見ている。見廻わすと、桂のほかに四五名の労働者らしい男がいて、・・・<国木田独歩「非凡なる凡人」青空文庫>
  2. ・・・左側に縄暖簾の掛って居る家があって障子が四枚はまって居る。その障子の上の方に字が書いてある。最も右の端の障子には「にごり」と仮名で書いてある。その次のは「さけ」とあるらしいが縄暖簾の陰になって居て分らぬ。その次のには「なべ」と書いてあって、・・・<正岡子規「車上の春光」青空文庫>