なん‐ぷう【軟風】例文一覧 1件

  1. ・・・午後の海軟風が衰えてやがて無風状態になると、気温は実際下がり始めていても人の感じる暑さは次第に増して来る。空気がゼラチンか何かのように凝固したという気がする。その凝固した空気の中から絞り出されるように油蝉の声が降りそそぐ。そのくせ世間が一体・・・<寺田寅彦「夕凪と夕風」青空文庫>