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にく‐せい【肉声】 の意味

  1. マイクや電話のような機械を通した声に対し、人ののどから出るなまの声。「肉声でも聞こえる広さの部屋」
  1. 人工的に作り出された音声に対し、人が出す声。「肉声による車内放送」
  • 名詞
  • にく‐せい【肉声】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・私はこれを日本国民が二千年来この生を味うて得た所のものが間接の思想の形式に由らず直ちに人の肉声に乗って無形のままで人心に来り迫るのだ」とあるは二葉亭のこの間の芸に魅入られた心境を説明しておる。

      内田魯庵「二葉亭余談」

    • ・・・そして男子の太い声と婦人の清く澄んだ声と相和して、肉声の一高一低が巧妙な楽器に導かれるのです、そして「たえなるめぐみ」とか「まことのちから」とか「愛の泉」とかいう言葉をもって織り出された幾節かの歌を聞きながら立っていますと、総身に、ある戦慄・・・

      国木田独歩「あの時分」

    • ・・・前者では往々たとえば一人の歌手の声が途中で破れていわゆる五色の声を出すような不快な感があるのに、後者では、いろいろの音域の肉声や楽器の音の集まった美しい快い合奏を聞くような感じを与えるのである。

      寺田寅彦「連句雑俎」