にげ‐みず〔‐みづ〕【逃(げ)水】例文一覧 2件

  1. ・・・問題に属すと異議なく連合策が行われ党派の色分けを言えば小春は赤お夏は萌黄の天鵞絨を鼻緒にしたる下駄の音荒々しく俊雄秋子が妻も籠れりわれも籠れる武蔵野へ一度にどっと示威運動の吶声座敷が座敷だけ秋子は先刻逃水「らいふ、おぶ、やまむらとしお」へ特・・・<斎藤緑雨「かくれんぼ」青空文庫>
  2. ・・・ はや下ななつさがりだろう、日は函根の山の端に近寄ッて儀式とおり茜色の光線を吐き始めると末野はすこしずつ薄樺の隈を加えて、遠山も、毒でも飲んだかだんだんと紫になり、原の果てには夕暮の蒸発気がしきりに逃水をこしらえている。ころは秋。そこここ・・・<山田美妙「武蔵野」青空文庫>