にちれん‐しゅう【日×蓮宗】 の意味

  1. 仏教の一宗派。鎌倉時代に日蓮が開いた。法華経所依 (しょえ) とし、南無妙法蓮華経題目を唱える実践を重んじ、折伏 (しゃくぶく) 摂受 (しょうじゅ) の二門を立て、現実における仏国土建設をめざす。のち、分派を形成。法華宗。
  • にちれん‐しゅう【日×蓮宗】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ 世間は、春風に大きく暖く吹かるる中を、一人陰になって霜げながら、貧しい場末の町端から、山裾の浅い谿に、小流の畝々と、次第高に、何ヶ寺も皆日蓮宗の寺が続いて、天満宮、清正公、弁財天、鬼子母神、七面大明神、妙見宮、寺々に祭った神仏を、日課・・・

      泉鏡花「瓜の涙」

    • ・・・円福寺というは紅葉の旧棲たる横寺町の、本との芸術座の直ぐ傍の日蓮宗の寺である。

      内田魯庵「淡島椿岳」

    • ・・・いそいそとして、長風呂にはいり、退屈まぎれに、湯殿へやって来る浴客を掴まえては、世間話、その話の序でには、どこそこでよく効く灸をやっている、日蓮宗の施灸奉仕で、ありがたいことだ、げんにわたしもいま先……と、灸の話が出ることは必定……と、可哀・・・

      織田作之助「勧善懲悪」