にっしゃ‐びょう〔‐ビヤウ〕【日射病】例文一覧 2件

  1. ・・・綺麗に刈りならした芝生の中に立って正に打出されようとする白い球を凝視していると芝生全体が自分をのせて空中に泛んでいるような気がしてくる。日射病の兆候でもないらしい。全く何も比較の尺度のない一様な緑の視界はわれわれの空間に対する感官を無能にす・・・<寺田寅彦「ゴルフ随行記」青空文庫>
  2. ・・・         四 馬が日射病にかかって倒れる、それを無理に引ずり起して頭と腹と尻尾を麻縄で高く吊るし上げて、水を呑ませたり、背中から水をぶっかけたりしている。人が大勢たかってそれを見物している。こういう光景を何遍となく街・・・<寺田寅彦「鑢屑」青空文庫>