に‐まめ【煮豆】例文一覧 3件

  1. ・・・「宗ちゃん、……朝の御飯はね、煮豆が買って蓋ものに、……紅生薑と……紙の蔽がしてありますよ。」 風俗係は草履を片手に、もう入口の襖を開けていた。 お千が穿ものをさがすうちに、風俗係は、内から、戸の錠をあけたが、軒を出ると、ひたり・・・<泉鏡花「売色鴨南蛮」青空文庫>
  2. ・・・朝帰りの客を当て込んで味噌汁、煮豆、漬物、ご飯と都合四品で十八銭、細かい商売だと多寡をくくっていたところ、ビールなどをとる客もいて、結構商売になったから、少々眠さも我慢出来た。 秋めいて来て、やがて風が肌寒くなると、もう関東煮屋に「もっ・・・<織田作之助「夫婦善哉」青空文庫>
  3. ・・・しまいには三度三度煮豆で飯を食うようになった。自炊もめんどうなものだぞ。お前たちにそれが続けられるかしら。」 私としては、もっとこの子を自分の手もとに置いて、できるだけしたくを長くさせ、窮屈な思いを忍んでもらいたかったが、しかしこういう・・・<島崎藤村「分配」青空文庫>