にゅうはく‐しょく【乳白色】例文一覧 2件

  1. ・・・佐竹の顔は肌理も毛穴も全然ないてかてかに磨きあげられた乳白色の能面の感じであった。瞳の焦点がさだかでなく、硝子製の眼玉のようで、鼻は象牙細工のように冷く、鼻筋が剣のようにするどかった。眉は柳の葉のように細長く、うすい唇は苺のように赤かった。・・・<太宰治「ダス・ゲマイネ」青空文庫>
  2. ・・・ああ、わが愛らしい原稿紙いつも、お前の 懐しい乳白色の面の上に穏やかに遮られた北の日光を漂わせよ夜は、麗わしい台ランプの穏密な緑色のかげを落してわれとともにうたい、なげき、悦びにおどれ。愛らしい 愛ら・・・<宮本百合子「五月の空」青空文庫>