出典:デジタル大辞泉(小学館)

[助動][な|に|ぬ|ぬる|ぬれ|ね]《動詞「い(去)ぬ」から出た語》動詞・動詞型活用語の連用形に付く。
  1. 動作・作用が完了または実現したことを表す。…た。…てしまう。…てしまった。

    1. 「夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月やどるらむ」〈古今・夏〉

  1. (多く「なむ」「ぬべし」「ぬらむ」の形で)動作・作用の確認または強意を表す。きっと。確かに。

    1. 「春ごとに花のさかりはありめどあひ見む事は命なりけり」〈古今・春下〉

    2. 「今度のいくさには相違なく勝ちとおぼゆるぞ」〈平家・七〉
  1. (「ぬ…ぬ」の形で)動作・作用の並列または継続を表す。…たり…たり。…したし…した。→たり

    1. 「備中守浮き沈みし給ひけるを」〈平家・九〉