ぬかり【抜かり】例文一覧 2件

  1. ・・・おッ母さんだッて、抜かりはないが、向うがまだ険呑がっていりゃア、考えるのも当り前だア、ね」「何が当り前だア、ね? 初めから引かしてやると言うんで、毎月、毎月妾のようにされても、なりたけお金を使わせまいと、わずかしか小遣いも貰わなかったん・・・<岩野泡鳴「耽溺」青空文庫>
  2. ・・・亭主も二十世紀の人間だからその辺に抜かりはない。代言人の所へ行ってちゃんと相談している。日没後日出前なれば彼の家具を運び出しても差配は指を啣えて見物しておらねばならぬと云う事を承知している。それだから朝の三時頃から大八車を※って来て一晩寝ず・・・<夏目漱石「倫敦消息」青空文庫>