ねり‐べい【練(り)塀/×煉り塀】例文一覧 2件

  1. ・・・太い大黒柱や、薄暗い米倉や、葛の這い上った練塀や、深い井戸が私には皆なありがたかったので、下男下女が私のことを城下の旦坊様と言ってくれるのがうれしかったのでございます。 けれども何より嬉しくって今思いだしても堪りませんのは同じ年ごろの従・・・<国木田独歩「女難」青空文庫>
  2. ・・・水戸藩邸の最後の面影を止めた砲兵工廠の大きな赤い裏門は何処へやら取除けられ、古びた練塀は赤煉瓦に改築されて、お家騒動の絵本に見る通りであったあの水門はもう影も形もない。 表町の通りに並ぶ商家も大抵は目新しいものばかり。以前この辺の町には・・・<永井荷風「伝通院」青空文庫>