のう‐じつ〔ナウ‐〕【×曩日】例文一覧 2件

  1. ・・・僕、曩日久保田君に「うすうすと曇りそめけり星月夜」の句を示す。傘雨宗匠善と称す。数日の後、僕前句を改めて「冷えびえと曇り立ちけり星月夜」と為す。傘雨宗匠頭を振って曰、「いけません。」然れども僕畢に後句を捨てず。久保田君亦畢に後句を取らず。僕・・・<芥川竜之介「久保田万太郎氏」青空文庫>
  2. ・・・このロマン派の青年論客が、曩日文学の芸術性を擁護して芸術至上の論策を行っていたことと思いあわせれば、純文学に於ける自我の喪失が如何に急速なテムポでその精神を文学以外のより力強い何物かに託さなければならなかったかという経緯がまざまざと窺われる・・・<宮本百合子「昭和の十四年間」青空文庫>