ノー【no】例文一覧 30件

  1. ・・・おまえの趣味がそれほどノーブルに洗練されているとは思わなかった。全くおまえは見上げたもんだねえ。おまえは全くいい意味で貴族的だねえ。レデイのようだね。それじゃ僕が……沢本と戸部とが襲いかかる前に瀬古逸早くそれを口に入れる。瀬・・・<有島武郎「ドモ又の死」青空文庫>
  2. ・・・ 中にも、こども服のノーテイ少女、モダン仕立ノーテイ少年の、跋扈跳梁は夥多しい。…… おなじ少年が、しばらくの間に、一度は膝を跨ぎ、一度は脇腹を小突き、三度目には腰を蹴つけた。目まぐろしく湯呑所へ通ったのである。 一樹が、あの、・・・<泉鏡花「木の子説法」青空文庫>
  3. ・・・ 石川五右衛門も国定忠治も死刑となった、平井権八も鼠小僧も死刑となった、白木屋お駒も八百屋お七も死刑となった、大久保時三郎も野口男三郎も死刑となった、と同時に一面にはソクラテスもブルノーも死刑となった、ペロプスカヤもオシンスキーも死刑と・・・<幸徳秋水「死生」青空文庫>
  4. ・・・ 独房――「No. 19.」 共犯番号「セ」の六十三号。 警察から来ると、此処は何んと静かなところだろう。長い廊下の両側には、錠の下りた幾十という独房がズラリと並んでいた。俺はその前を通ったとき、フトその一つの独房の中から低・・・<小林多喜二「独房」青空文庫>
  5. ・・・おおむかし、まだ世界の地面は固まって居らず、海は流れて居らず、空気は透きとおって居らず、みんなまざり合って渾沌としていたころ、それでも太陽は毎朝のぼるので、或る朝、ジューノーの侍女の虹の女神アイリスがそれを笑い、太陽どの、太陽どの、毎朝ごく・・・<太宰治「猿面冠者」青空文庫>
  6. ・・・ 名所旧跡の案内者のいちばん困るのは何か少しよけいなものを見ようとすると No time, Sir ! などと言って引っ立てる事である。しかしこれも時間の制限があってみれば無理もない事である。それでほんとうに自分で見物するには、もう・・・<寺田寅彦「案内者」青空文庫>
  7. ・・・ 次に問題になるのは F(H)uz(d, t)i, Hiuti, Kudy, Kdu(sima), Kuti(no sima) の類である。KとHは日本語でもしばしば転化するからここではかりに同じと見て、次のような子音分類をする。すなわ・・・<寺田寅彦「火山の名について」青空文庫>
  8. ・・・ この自画像No.3に手を入れる。あまり凝りすぎてもからだにさわるから午前だけにしたいと思ったが、午前中に一段片付けたつもりで昼飯を食いながらながめていると間違った所が目について気になりだす、もう一筆と思ううちにとうとう午後の時間が容赦・・・<寺田寅彦「自画像」青空文庫>
  9. ・・・「綺麗な鳥よ、綺麗ジャノー。」「遁しちゃ厭でございますよ。」「ニガスモンカ。」早く殺さないと肉が落ちると云うので要太郎が鳥の脇腹をつまむと首がぐたりとなった。脆いもので。これが手始めでそれからは取るは取るは、少しの間に五羽、外に小胸黒を一羽・・・<寺田寅彦「鴫つき」青空文庫>
  10. ・・・T氏の傘を見て This no good. というと、また一人が This good, but that the best. と訂正した。 いわゆる日本街を人力車で行った。道路にのぞんだヴェランダに更紗の寝巻のようなものを着た色の黒い女・・・<寺田寅彦「旅日記から(明治四十二年)」青空文庫>
  11. ・・・巡査は手を鼻へやってかぐまねをしてそして手をふって「ノー・グード」と言い、今度は食うまねをして「ツー・イート・グード」と言う。動物はいないかと聞いたら「虎と尾長猿、おしまい、finished」といった。たぶん死んだとでもいう事だろうと思った・・・<寺田寅彦「旅日記から(明治四十二年)」青空文庫>
  12. ・・・ 少し喘息やみらしい案内者が No time, Sir ! と追い立てるので、フォーラムの柱の列も陳列館の中も落ち着いて見る暇はなかった。陳列館には二千年前の苦悶の姿をそのままにとどめた死骸の化石もあったが、それは悲惨の感じを強く動かす・・・<寺田寅彦「旅日記から(明治四十二年)」青空文庫>
  13. ・・・と聞かれ「ノー」と答えた、ただそれだけであった。パリのガール・デュ・ノールでは誰だか知らない人が書式へいい加減のことを書いてくれてそれで万事が滞りなくすんだのであった。到る処の青山に春風が吹いていた。 アメリカへ船が着く前に二等船客は囚・・・<寺田寅彦「チューインガム」青空文庫>
  14. ・・・-Louis Couchoud : Sages et potes d'Asie. Calmann-Lvy.Ren Maublanc : "Le Haka franais." Le Pampre, No. 10/11 (1923).西・・・<寺田寅彦「俳諧の本質的概論」青空文庫>
  15. ・・・At that time the great majority of the students of physics cared little for meteorology and perhaps no one dreamed of th・・・<寺田寅彦「PROFESSOR TAKEMATU OKADA」青空文庫>
  16.  東トルキスタン東部の流砂の中に大きな湖水ロプ・ノールのあることは二千年昔のシナ人にはすでに知られていて、そのだいたいの形や位置を示す地図ができていたそうである。西暦一七三三年に二人のヨーロッパ人が独立に別々にその地方の地図・・・<寺田寅彦「ロプ・ノールその他」青空文庫>
  17. ・・・そうして一度日本を離れればもう帰らないと云われた時、先生の引用した“no more, never more.”というポーの句を思い出した。<夏目漱石「ケーベル先生」青空文庫>
  18. ・・・waiting the fatal shock;The axe it severed it right in twain,And so quick―so true―that she felt no pain.          ・・・<夏目漱石「倫敦塔」青空文庫>
  19. ・・・の前にちぢんで、諦めの力でよき妻となっているアルノー夫人。 どれも興味ある女性たちですが、アンネットの面白さは、彼女が現代の知識階級の女性の代表である点です。クリストフの中に現れる女性は、各々豊富な感情や性格をもっていたが、現代女性の理・・・<宮本百合子「アンネット」青空文庫>
  20. ・・・ 日本の大衆は、イエスとノーとを明瞭につかいわけることを知らないということが、二年ほど前、多くの外国人から注目された。また、苦しいときでも、悲しいときでも日本人はあいまいな微笑を顔にうかべている。それはみんな意志表示の習慣をもっていない・・・<宮本百合子「偽りのない文化を」青空文庫>
  21. ・・・手拭を姉さんかぶりにした若い農婦が、マンノーをとって争議に参加するばかりでない。女工さんの自主的なストライキが勇敢に闘われるばかりではない。今や、プロレタリアート・農民の婦人は出産の床の中に、八百屋で買う一本の葱の中にまで、自身の熱い階級闘・・・<宮本百合子「国際無産婦人デーに際して」青空文庫>
  22.  一般に日本の人が、イエスとノーとをはっきり使いわけないということについては、度々、いろいろの人がいろいろの角度から関心を向けて来た。一つのことについて意見を求められたとき、それを肯定してハイそうです、というか、あるいは否定・・・<宮本百合子「今年のことば」青空文庫>
  23. ・・・その批評は幾人かの人々が知識人として今日の社会に対している良心のあらわれであるのだけれど、その半面では、モーロアの本質がつまりダラディエやレイノーとそう大して違ったものでもないこと、それだからこそ現象の説明は皮相な政界内幕の域を脱し得ていな・・・<宮本百合子「今日の作家と読者」青空文庫>
  24. ・・・モーロアは、フランスの敗因をいくつかあげて、その一つの重要なものとして、ダラディエとレイノーの私的な憎悪や醜聞を面白可笑しく喋っている。空々しく、イギリスの政治家は潔白な生活をしているなどと云っているけれども、そして、フランスの防衛の準備が・・・<宮本百合子「今日の生活と文化の問題」青空文庫>
  25. ・・・「世界中で一番弱い民族だ」と云う。八重「貴女、私たちの人の愧しいところを御覧になったのだから、必要以外のことは黙って居て下さいね」「No, I can't 漠大な費用を出して貰って来て居るのだから、私の見たところ、皆云わずには居・・・<宮本百合子「一九二五年より一九二七年一月まで」青空文庫>
  26. ・・・ In society, she played the most pitiable role. Everybody knew her, and nobody paid her any attention. She was ver・・・<宮本百合子「一九二五年より一九二七年一月まで」青空文庫>
  27. ・・・アジアにおいて、限りない権限をゆだねられている一人の老将軍が、朝鮮の戦線に原子兵器を使用するかしないかを決定するという世紀の絶壁に立たされたとき、彼にノーと言わせる支柱となり、彼を彼の属す国家の人民からさえも世紀の戦争犯罪人とされることから・・・<宮本百合子「戦争はわたしたちからすべてを奪う」青空文庫>
  28. ・・・それで、勝手にどっかへ出かけてノーノー一ヵ月休んで来るという仕組みだ。 夏になると、ロシアじゅうのステーションと列車とは、この休暇連中で埋まっちまう。「君はどこまで行くのかね?」「俺はコーカサスの『休みの家』だ。――お前は?」・・・<宮本百合子「ソヴェト労働者の夏休み」青空文庫>
  29. ・・・詩人ジョン・キーツはこの生活を憧憬して歌う、No, the bugle sounds no more,And twanging bow no more ;Silent is the irony shrillPast ・・・<和辻哲郎「霊的本能主義」青空文庫>
  30. ・・・詩人ジョン・キーツはこの生活を憧憬して歌う、No, the bugle sounds no more,And twanging bow no more ;Silent is the irony shrillPast ・・・<和辻哲郎「霊的本能主義」青空文庫>