のし‐ぶくろ【熨斗袋】例文一覧 2件

  1. ・・・マダムはお辞儀をしてから、青扇にかくすようにして大型の熨斗袋をそっと玄関の式台にのせ、おしるしに、とひくいがきっぱりした語調で言った。それからもいちどゆっくりお辞儀をしたのである。お辞儀をするときにもやはり片方の眉をあげて、下唇を噛んでいた・・・<太宰治「彼は昔の彼ならず」青空文庫>
  2. ・・・母は、その紙幣を母の大きい財布にいれて、そうしてその財布の中から熨斗袋を取り出し、私に寄こした。あとでその熨斗袋の内容を調べてみたら、それには私の百枚の創作に対する原稿料と、ほぼ同額のものがはいっていた。 翌る日、私は皆と別れて青森へ行・・・<太宰治「帰去来」青空文庫>