出典:デジタル大辞泉(小学館)

[動ハ四]《動詞「の(宣)る」に「たま(給)う」の付いた「のりたまう」の音変化で、本来は、上位が下位に告げ知らせるの意》
  1. 言う」の尊敬語。おっしゃる。

    1. 「何くれと、いとあはれに多く―・ひて」〈かげろふ・中〉

  1. (尊者に対し、かしこまりあらたまった会話で自己側の動作として用いる)自分の部下や身内に言って聞かせる。申し聞かせます。

    1. 「立ちぬる月にも、おもとの御こと(娘ニ)―・ひ語らはむとて」〈宇津保・俊蔭〉

[補説]現代語では、尊敬語としてではなく、からかい半分のふざけた言い方として、「いかにも、もっともらしく言う」「大きな態度で言う」などの意に用いることがある。「そんなわかりきったことはのたまうな」「おそく帰宅して、食事はないかなどとのたまう」