の‐ばかま【野×袴】例文一覧 2件

  1. ・・・ お仙は外に背中を向けて豆を挽いている。野袴をつけた若者が二人、畠の道具を門口へ転がしたまま、黒燻りの竈の前に踞んで煙草を喫んでいる。破れた唐紙の陰には、大黒頭巾を着た爺さんが、火鉢を抱えこんで、人形のように坐っている。真っ白い長い顎髯・・・<鈴木三重吉「千鳥」青空文庫>
  2. ・・・野袴の法師が旅や春の風陽炎や簣に土をめつる人奈良道や当帰畠の花一木畑打や法三章の札のもと巫女町によき衣すます卯月かな更衣印籠買ひに所化二人床涼み笠著連歌の戻りかな秋立つや白湯香しき施薬院秋立つや何に驚・・・<正岡子規「俳人蕪村」青空文庫>