の‐ほうず〔‐ハウヅ〕【野放図/野方図】例文一覧 2件

  1. ・・・ ちょっと受ける感じは、野放図で、ぐうたらみたいだが、繊細な神経が隅々まで行きわたっている。からだで掴んでしまった現実を素早く計算する神経の細かさ――それが眼にあらわれていると思った。 その部屋には、はじめは武田さんと私の二人切りだ・・・<織田作之助「四月馬鹿」青空文庫>
  2. ・・・高速度カメラが夢中で疾走する人体の腿の筋肉をも見せる力をもっているように、こうして動きつつ、動かしつつ、動かされてもいる私たちの生活図を、野放図な刷毛使いでげてもの趣味に描くのではなく、作家自身の内外なる歴史性への感覚をも、活々と相連関する・・・<宮本百合子「人生の共感」青空文庫>