パーセント【percent】例文一覧 30件

  1. ・・・ まさに百パーセントの利用、活用である。「いいかい? たぶん大丈夫だと思うけどね、そこに乱暴な男がひとりいてね、もしそいつが腕を振り上げたら、君は軽くこう、取りおさえて下さい。なあに、弱いやつらしいんですがね。」 彼は、めっきり・・・<太宰治「グッド・バイ」青空文庫>
  2. ・・・このウイスキイは、そうだな、六〇パーセントくらいかな? まあ、普通だ。たいして強くない」と言って、またぐいと飲みほす。なんの風情も無い。 そうしてこんどは、彼が私に注いでくれて、それからまた彼自身の茶碗にもなみなみと一ぱい注いで、「・・・<太宰治「親友交歓」青空文庫>
  3. ・・・冬季三か月間、九十日のうちで、約六十九日、すなわち約七十七パーセントは雨か雪が降る勘定である。筒井氏の調査によると、冬季降雪の多い区域が、若狭越前から、近江の北半へ突き出て、V字形をなしている。そして、その最も南の先端が、美濃、近江、伊勢三・・・<寺田寅彦「伊吹山の句について」青空文庫>
  4. ・・・三百パーセントか四百パーセントの満腹である。からだの直径がどう見ても三四倍になっている。他の動物の組織でこんなに伸長されてそれで破裂しないものがあろうとはちょっと思われないようである。もっとも胎生動物の母胎の伸縮も同様な例としてあげられるか・・・<寺田寅彦「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」青空文庫>
  5. ・・・ そう云えば近頃世上で大分もてはやされる色々の社会的の問題に関する弁論や主張や宣伝中の一、二パーセント、あるいは二、三十パーセント、事によるともっと意外に大きいパーセントがやはり一種のシッタシズムの産物ではあるまいかという疑いが起った。・・・<寺田寅彦「鸚鵡のイズム」青空文庫>
  6. ・・・しかし事前におけるノルマルの鼓動数が書いてないから増加のパーセントはわからない。少しばかげてはいるが、とにかくも人間のテンペラメントを数字で代表させようという傾向を示すものとして興味があるであろう。 これらの例で明らかであるように、いわ・・・<寺田寅彦「記録狂時代」青空文庫>
  7. ・・・ことによると九十パーセントが間違いかもしれない。 いっそのこと、全部間違いばかりと事がらがきまればかえって楽であるが、困ったことには時にほんとうなことが交じるので全部捨てるわけにゆかないから始末が悪いのである。 われわれの目も時々わ・・・<寺田寅彦「錯覚数題」青空文庫>
  8. ・・・ 歴史に名を止めたような、えらい武人や学者のどれだけのパーセントが一種のドンキホーテでなかったか。現在眼前に栄えているえらい人達のうちにも、もしかしたら立派なドンキホーテが一人や二人はいるのではないか。そんなことを考えながら帝劇の玄関を・・・<寺田寅彦「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」青空文庫>
  9. ・・・八重子はここで黙って百パーセントの売女としてのポーラになりきることによってこの悲劇を完成すべきではないかという気がしたのであった。 不平ばかり言ったようで作者にはすまないが、どうもこんなふうに感じたことは事実でいたし方がない。 二番・・・<寺田寅彦「自由画稿」青空文庫>
  10. ・・・そういう寒い部屋で相対坐している主人に百パーセントの好意を感じようとするのは並々ならぬ意志の力を必要とするようである。 多くの家では玄関は家の日裏にあり北極にあたる。昼頃近くになっても霜柱の消えないような玄関の前に立って呼鈴を鳴らしても・・・<寺田寅彦「新年雑俎」青空文庫>
  11. ・・・ 次には内国の政治経済産業方面に関する記事でも、大多数の国民が一日を争うて知らなければならないものがどのくらいのパーセントを占めているかを考えてみなければならない。 全くとらわれない頭で冷静に考えてみた時に、これらの記事の大部分は、・・・<寺田寅彦「一つの思考実験」青空文庫>
  12. ・・・ たくさんの袋を外からつまんで見ているうちに、中空で虫のお留守になっているのがかなり多くのパーセントを占めているのに気がついた。よく見ていると、そのようなのに限って袋の横腹に直径一ミリかそこらの小さい孔がある事を発見した。変だと思って鋏・・・<寺田寅彦「簔虫と蜘蛛」青空文庫>
  13. ・・・ 彼の腹の中では、百パーセントのアルコールよりも、「ききめ」のある、コレラ菌が暴れ廻っていた。 全速力の汽車が向う向いて走り去るように、彼はズンズン細くなった。 ベッドから、食器棚から、凸凹した床から、そこら中を、のたうち廻った・・・<葉山嘉樹「労働者の居ない船」青空文庫>
  14. ・・・外国のことばで云えば、一パーセントに負けて呉れと云うんだろう。人を馬鹿にするなよ。さあ払え。早く払え。」「だって無いんだもの。」「なきゃおれのけらいになれ。」「仕方ない。そいじゃそうして下さい。」「さあ、こっちへ来い。」との・・・<宮沢賢治「カイロ団長」青空文庫>
  15. ・・・ 蛋白質は十八ポイント五パアセント、脂肪は九ポイント三パーセント、含水炭素は一ポイント二パーセントもあるのです。鶏の肉はただこのように滋養に富むばかりでなく消化もたいへんいいのです。殊に若い鶏の肉ならば、もうほんとうに軟かでおいしいこと・・・<宮沢賢治「茨海小学校」青空文庫>
  16. ・・・言論の自由が民主的発言にたいしても、百パーセントの実効をあたえているだろうか。減刑運動という名のもとに、日本のまちがった民族主義の思想がふたたびうごめき出し、戦争挑発が拡大するような事態を許すならば、わたしたち人民の譲歩は、度をこしている。・・・<宮本百合子「新しい潮」青空文庫>
  17. ・・・ソヴェトが五ヵ年計画で四〇〇パーセント増そうとしている農業機械のこれは現実的な見本である。 列車の窓ガラスが緑になってしまうぐらい、松ばかり。パッと展望が開いた。地平線まで密林が伐採されている。高圧線のヤグラが一定の間隔をおいてかなたへ・・・<宮本百合子「新しきシベリアを横切る」青空文庫>
  18. ・・・今日三百万の党員をもち中国人口の三五パーセントを解放地区に包括しつつある中共は、一九二三年に第三次党大会をもち、そのとき党員は四〇〇名であった。「古き小画」の作者は、これらのすべてについて全く知らないか、或はごく部分的に、ブルジョア新聞・・・<宮本百合子「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」青空文庫>
  19. ・・・その一冊にさらに五パーセントの取引税がかかる。子供たちに買ってやる絵本にもその五パーセントはついて来る。国会でも問題になったこのたちのわるい大衆課税は、政府としてやむをえないこととして押しきった。理由は天文学的数字の予算をまかなえないからで・・・<宮本百合子「偽りのない文化を」青空文庫>
  20. ・・・生産経済計画を百パーセントに! はすかいにそういう字を書いた大型自動車が出てくるという仕掛だ。 デモが各々の職場で工場内の美術研究部を中心として、工夫をこらした飾りものを持ち出すばかりではない。今日赤い広場はみちがえるよ・・・<宮本百合子「インターナショナルとともに」青空文庫>
  21.  今日の一般の人を心から考えさせた事件だと思います。あそこに預けられた子供の率をみると去年は一躍二百余名に上り、そのうち八〇パーセントが殺されました。昨年このようにあずけられる子供の数が増えて殺された率も多かったということと・・・<宮本百合子「“生れた権利”をうばうな」青空文庫>
  22. ・・・ われわれは、生産経済計画を百パーセントに充すとともに、文化戦線を閑却してはいけない。九千人の労働者から九百人の文学衝撃隊は、ちっとも多くないんだ。寧ろ少い!」 カサのない電球が天井から二箇所にぶら下って室内を照している。緊張した空・・・<宮本百合子「「鎌と鎚」工場の文学研究会」青空文庫>
  23. ・・・だまされる可能性が百パーセントお化粧の上に見えている人でも私はだまされるとは思っておりません。こういうようなものでありますのに、いろいろな社会の建設、進歩のためには自分の好き嫌いの感情でわれわれは今だまされている。もしだまされていないならあ・・・<宮本百合子「幸福の建設」青空文庫>
  24. ・・・――都会人口の九三パーセント、農村人口の七九・四パーセントが過去の知的暗黒を追っぱらいつつあるのだ。――サア、本を! 新聞を!―― 字さえ読めればソヴェト同盟の勤労者にとって読みたいもの、よまねばならぬというものが山・・・<宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍」青空文庫>
  25. ・・・五ヵ年計画はソヴェトの重工業=生産手段の生産を三三〇パーセント拡大する。新設される四十二の発電所は二百二十億キロワット時の電力を生産各部門に供給するだろう。大きな西日が鋤をひっぱる馬の背とケシの花とを越えて静かに彼方の地平線に沈もうとする曠・・・<宮本百合子「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」青空文庫>
  26. ・・・戸坂さんは作品を、生活態度として買ってしまって百パーセント信頼してくれるけれど、作品批評としてはそれを承服しない人もあるでしょう。 重治は現実につめよっているが丸彫りにしていないと云ったが、そういうところか。 いずれにしろ、前へ、前・・・<宮本百合子「獄中への手紙」青空文庫>
  27. ・・・ 昭和十四年には、その春小学校を卒業した子供たちの三九パーセントがそれぞれ就職している。九十二万五千九百五十五人という少年少女が、労働の給源となった。それでさえ、求人の四割を充しただけで、公の職業紹介によらない斡旋屋は、小学生一人につい・・・<宮本百合子「国民学校への過程」青空文庫>
  28. ・・・ソヴェトの生産振興の為の五ヵ年計画は一一〇パーセントの全生産拡張プランとともに生活全線を社会主義再建設に向って勇敢にねじ向けてしまった。―― が、そのことは又別に話すとして、地図にかえろう。我々はモスクワ市の環状ブルワールを見つけたい。・・・<宮本百合子「子供・子供・子供のモスクワ」青空文庫>
  29. ・・・各取引ごとに一パーセントとされているこの税も一年間の負担を通算すれば、各人四パーセントから五パーセントの支出となる。赤字家計は三千七百円ベースでは支えきれない。文化面で一冊の書籍は、これまでの定価になかった五パーセントの取引税を読者のポケッ・・・<宮本百合子「今日の日本の文化問題」青空文庫>
  30. ・・・だって、もうあの職場じゃ九十五パーセント突撃隊じゃないか! ソヴェトのプロレタリアートは雨傘なんてなしで「十月」をやりとげた。一九三〇年、モスクワの群集中にある一本の女持雨傘は、或る時コーチクの外套ぐらい階級性を帯びるのだ。 歩道の・・・<宮本百合子「三月八日は女の日だ」青空文庫>