はい‐かつりょう〔‐クワツリヤウ〕【肺活量】例文一覧 4件

  1. ・・・この作品が道具立てとしてはさまざまの社会相の面にふれ、アクつよきものの諸典型を紹介しようと試みつつ、行間から立ちのぼって最後に一貫した印象として読者にのこされるものは、ある動的なもの、強靭で、肺活量の多いものを求めている作者の主観的翹望であ・・・<宮本百合子「十月の文芸時評」青空文庫>
  2. ・・・文学がその作家の文学的性格の強靭さの故によるというよりは寧ろ、世間を渡る肺活量の大きさで物をいうという現象は、文化と文学のこととして何と解釈され、何と反省されなければならないことであるのだろうか。 文学に人間を再生させようという地味だが・・・<宮本百合子「昭和の十四年間」青空文庫>
  3. ・・・ 日常生活の緊張から云っても、複雑さから云っても、刺戟のつよさから云っても、人々は文学にこれまでより肺活量の多いものを、生活力の旺なものを要求する心理にある。一口に云って、従来の作品より規模の大きな、感情に於ても局面においても人生のより・・・<宮本百合子「文学の流れ」青空文庫>
  4. ・・・隅っこに引込んで樹の枝の下から肺活量の足りない声が休日の労働者のまばらなかたまりの上に散った。人気があるのは、    ┌─────┐    │自由思想家│    └─────┘ 台をかこんでびっしり帽子のあるのや無いのがきい・・・<宮本百合子「ロンドン一九二九年」青空文庫>