はい‐ぐん【敗軍】例文一覧 3件

  1. ・・・世が世なら、いや、敗軍の将、愚痴は申さぬ。我輩はこう寝るぞ。」 花の咲かぬ矢車草。「是生滅法。盛者必衰。いっそ、化けて出ようか知ら。」<太宰治「失敗園」青空文庫>
  2. ・・・ 不幸にも、当時ヒューマニズム、行動主義の文学及創作方法における右の如き弱き諸点に対して、発展の翹望に添えて正当な警告を提出し得たものは、既に兵を語るべからざる敗軍の将のように見られていたプロレタリア作家・評論家の二三の者であった。彼等・・・<宮本百合子「今日の文学の展望」青空文庫>
  3. ・・・とにかくこの敗軍の体を見ればいとど心も引き立つわ」「引き立つわ、引き立つわ、糸のように引き立つわ。和主もこれから見参して毎度手柄をあらわしなされよ」「これからはまた新田の力で宮方も勢いを増すでおじゃろ。楠や北畠が絶えたは惜しいが、ま・・・<山田美妙「武蔵野」青空文庫>