はく‐ちゅう【伯仲】例文一覧 3件

  1. ・・・数馬と多門とは同門のうちでも、ちょうど腕前の伯仲した相弟子だったのでございまする。」 治修はしばらく黙ったなり、何か考えているらしかった。が、急に気を変えたように、今度は三右衛門の数馬を殺した当夜のことへ問を移した。「数馬は確かに馬・・・<芥川竜之介「三右衛門の罪」青空文庫>
  2. ・・・ちょうど昔ガリラヤの湖にあらしを迎えたクリストの船にも伯仲するかと思うくらいである。宣教師は後ろへまわした手に真鍮の柱をつかんだまま、何度も自働車の天井へ背の高い頭をぶつけそうになった。しかし一身の安危などは上帝の意志に任せてあるのか、やは・・・<芥川竜之介「少年」青空文庫>
  3. ・・・浜田耕作氏によると、大阪城大手門入り口の大石の一は横三十五尺七寸高さ十七尺五寸に達し、その他これに伯仲するものが少なくない。かりにこの石の厚さを八尺とし、一立方尺の石の重さを十九貫四百匁とすれば、この石の重さは約十万貫、三七五ト・・・<和辻哲郎「城」青空文庫>