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はつ‐あん【発案】例文一覧 10件

  1. ・・・陳列換えは前総長時代からの予ての計画で、鴎外の発案ではなかったともいうし、刮目すべきほどの入換えでもなかったが、左に右く鴎外が就任すると即時に断行された。研究報告書は経費の都合上十分抱負が実現されなかったが、とにかく鴎外時代となって博物館か・・・<内田魯庵「鴎外博士の追憶」青空文庫>
  2. ・・・みな、この広告のおかげ、つまりはおれの発案のおかげだったではないか。それと、もうひとつこれもおれの智慧だが、同じ薬に上製と特製の二種類を設けたことが、非常に効果的だった。どうせ、中身はたいして変らぬのだが、特製といえば、なにか治りがはやいよ・・・<織田作之助「勧善懲悪」青空文庫>
  3. ・・・そうして私にやたらと用事を言いつけてこき使い、店は私の努力のため、と敢えて私は言いたいのです、そのために少しずつ繁昌して、屋台を二つくっつけたくらいの増築では間に合わなくなりましたので、これも娘と婆の発案で、新富町の表通りに小さい家を借りま・・・<太宰治「男女同権」青空文庫>
  4. ・・・たいてい、曇天の日曜などに、兄妹五人、客間に集っておそろしく退屈して来ると、長兄の発案で、はじめるのである。ひとりが、思いつくままに勝手な人物を登場させて、それから順々に、その人物の運命やら何やらを捏造していって、ついに一篇の物語を創造する・・・<太宰治「ろまん燈籠」青空文庫>
  5. ・・・誰の発案だか小さな「絵の雑誌」をこしらえた。五人の子供が銘々に隠しあって描いたのを長女が纏めて綴った後に発表する事にしていた。「みそさざい」という名前をつけて一週間に一回くらいずつ発行したのが存外持続して最近には第九号が刊行されたようである・・・<寺田寅彦「小さな出来事」青空文庫>
  6. ・・・この食堂を発案したのはだれだか知らないが、その人はいろいろな意味でえらい人のように思われる。 食堂のほかには食品を販売する部が階下にある。人によると近所の店屋で得られると同じ罐詰などを、わざわざここまで買いに来るということである。買い物・・・<寺田寅彦「丸善と三越」青空文庫>
  7. ・・・父母は唯発案者にして決議者に非ず、之を本人に告げて可否を問い、仮初にも不同心とあらば決して強うるを得ず。直に前議を廃して第二者を探索するの例なれば、外国人などが日本流の婚姻を見て父母の意に成ると言うは、実際を知らざる者の言にして取るに足らず・・・<福沢諭吉「新女大学」青空文庫>
  8. ・・・おれがこんなことを発案したのだ。」特務曹長「いいや、おれが責任者だ。おれは死ななければならない。」曹長「上官、私共二人はじめの約束の通りに死にましょう。」特務曹長「そうだ。おいみんな。おまえたちはこの事件については何も知らなかっ・・・<宮沢賢治「饑餓陣営」青空文庫>
  9. ・・・ 私たちは正しい希望と発案とを集め、それを組織することを学びましょう。組織してそれを着々と実現してゆく力量を、私たちの身についたものとしてゆきたいと思います。どう現実のものとしてゆくかということは、私たちの熱意と実行力にかかっております・・・<宮本百合子「明日を創る」青空文庫>
  10. ・・・というのをこしらえ、社員の結婚相談にのり出した。発案者の宇原重役の最初の考えでは、国策に沿うと同時に社員に安心して精励して貰うための、「会社の利益から打算しても、相当の予算を組んでやって決して損とならない一石二鳥の仕事である」と思われたので・・・<宮本百合子「働く婦人」青空文庫>