はっ‐と【法度】 の意味

  1. 禁じられていること。してはならない事柄。「酒の席で仕事の話は御法度だよ」
  1. おきて。法。特に、中世・近世における法令。江戸幕府が制定した武家諸法度禁中並公家諸法度など。

はっ‐と【法度】の慣用句

  1. はっとがき【法度書】
    • 禁制の箇条を書いた文書。
  • はっ‐と【法度】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ こう見てくれば、死刑は、もとより時の法度にてらして課されたものが多くをしめているのは、論のないところだが、なんびとかよく世界万国有史以来の厳密な統計をもとにして、死刑はつねに恥辱・罪悪にともなうものだと断言しうるであろうか。

      幸徳秋水「死刑の前」

    • ・・・ 観て此に至れば、死刑は固より時の法度に照して之を課せる者多きを占むるは論なきも、何人か能く世界万国有史以来の厳密なる統計を持して、死刑は常に恥辱・罪悪に伴えりと断言し得るであろう歟、否な、死刑の意味せる恥辱・罪悪は、その有せる光栄若く・・・

      幸徳秋水「死生」

    • ・・・この小さな日本を六十幾つに劃って、ちょっと隣へ往くにも関所があり、税関があり、人間と人間の間には階級があり格式があり分限があり、法度でしばって、習慣で固めて、いやしくも新しいものは皆禁制、新しい事をするものは皆謀叛人であった時代を想像して御・・・

      徳冨蘆花「謀叛論(草稿)」