悲愴（ひそう）とは？意味・読み方・使い方

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ひそう〔ヒサウ〕【悲愴】
の解説

《原題、(フランス)La Pathétique》ベートーベンのピアノソナタ第8番の標題。ハ短調。1798年ごろの作。第14番「月光」、第23番「熱情」とともに三大ピアノソナタとよばれる。

《原題、(ロシア)Pateticheskaya》チャイコフスキー作曲の交響曲第6番の標題。1893年の作。

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ひ‐そう〔‐サウ〕【悲^×愴】
の解説

［名・形動］悲しく痛ましいこと。また、そのさま。「—な面持ち」「—感」

[派生]ひそうさ［名］

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

悲愴の例文(10)

出典：青空文庫

･･･織でも着せたいのが、悲愴なる声を揚げて、殆ど歎願に及ぶ。「どうぞ･･･泉鏡花「露肆」
･･･もなく、サイパン島の悲愴なニュースが伝えられた。「やっぱし、飛行･･･織田作之助「電報」
･･･むに連れて、ひとりで悲愴がって、この会合全体を否定してみたり、き･･･太宰治「善蔵を思う」

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