びん‐しょう〔‐セウ〕【×憫笑/×愍笑】 の意味

  1. [名](スル)あわれんで笑うこと。また、その笑い。「―を買う」
    • 「自分の感情を省みて、―した」〈宮本・伸子〉
  • 名詞
  • びん‐しょう〔‐セウ〕【×憫笑/×愍笑】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・まして、復讐の事の成った今になって見れば、彼等に与う可きものは、ただ憫笑が残っているだけである。

      芥川竜之介「或日の大石内蔵助」

    • ・・・おらが家の花も咲いたる番茶かな 先輩たる蛇笏君の憫笑を蒙れば幸甚である。

      芥川竜之介「飯田蛇笏」

    • ・・・ 彼は屋根の棟に腰かけて、ほかほかと暖かい日光を浴びながら、健康に育った子供の時分のことを想いだして、不甲斐なくなった自分の神経をわれと憫笑していた。

      葛西善蔵「贋物」