ふ‐い【不意】 の意味

  1. [名・形動]思いがけないこと。突然であること。また、そのさま。だしぬけ。「不意の出来事」「不意に現れる」
  1. 突然[用法]
  • 名詞

ふ‐い【不意】の慣用句

  1. 不意を打つ
    • 相手が予測していないときに、事を仕掛ける。「―・たれて驚く」
  1. 不意を食う
    • 思いがけない目にあう。だしぬけに物事を仕掛けられる。不意を食らう。「―・ってあわてる」
  1. 不意を突く
    • 相手が予期していないときをねらってしかける。「―・いて混乱させる」
  1. ふいうち【不意打ち/不意討ち】
    • だしぬけに相手に攻撃をしかけること。予告なしに物事を行うこと。「―を食らわす」「―の試験」
  • ふ‐い【不意】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・それが今不意に目の前へ、日の光りを透かした雲のような、あるいは猫柳の花のような銀鼠の姿を現したのである。

      芥川竜之介「お時儀」

    • 不意を喰って倒れんばかりによろけた佐藤は、跡も見ずに耳を押えながら、猛獣の遠吠を聞いた兎のように、前に行く二、三人の方に一目散にかけ出してその・・・

      有島武郎「カインの末裔」

    • ・・・これはさ程痛かったためではないが、余り不意であったために泣いたのだ。

      著:アンドレーエフレオニード・ニコラーエヴィチ 訳:森鴎外「犬」