ふう‐きょう〔‐ケウ〕【風教】 の意味

  1. 徳をもって人々を教え導くこと。風化。
    • 「全国男子の―はいわゆる武士道をもって陶冶する事」〈藤村夜明け前
  1. 風習。
  • 名詞
  • ふう‐きょう〔‐ケウ〕【風教】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・なるものが品位を平時に保つを得た、有力な方便たりしは疑を要せぬ、今の社会問題攻究者等が、外国人に誇るべき日本の美術品と云えば、直ぐ茶器を持出すの事実あるを知りながら、茶の湯なるものが、如何に社会の風教問題に関係深きかを考えても見ないは甚・・・

      伊藤左千夫「茶の湯の手帳」

    • ・・・ 社会の風教を乱すような邪教淫祠、いかがわしい医療方法や薬剤、科学の仮面をかぶった非科学的無価値の発明や発見、そういうものに世人の多くが迷わされて深入りしない前にそれらの真価を探求したい。

      寺田寅彦「一つの思考実験」

    • ・・・すなわち国家風教の貴き所以にして、たとえば南宋の時に廟議、主戦と講和と二派に分れ、主戦論者は大抵皆擯けられて或は身を殺したる者もありしに、天下後世の評論は講和者の不義を悪んで主戦者の孤忠を憐まざる者なし。

      福沢諭吉「瘠我慢の説」