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量子力学における基礎的原理。原子電子などの世界では、一つの粒子について、位置運動量時間とエネルギーのように互いに関係ある物理量同時正確に決めることは不可能であること。1927年にハイゼンベルク提唱

[補説]同時正確に決めることができない位置と運動量、時間とエネルギーのような物理量の組み合わせを不確定性関係という。Aq測定による粒子位置誤差、Bp位置測定に伴う粒子の運動量の乱れとすると不確定性原理はプランク定数を使い、AqBp≧h/4πという不等式で表される。左辺は二つの物理量の誤差と乱れの積であるが、どちらか一方を零にするともう一方が無限大になってしまうことから、両方厳密な値を同時測定できないことを意味している。現代物理学において長らくこの式が正しいとされていたが、平成15年(2003)に日本の小沢正直はハイゼンベルクの式を修正した小沢の不等式提唱し、平成24年(2012)にその修正した式が実験的に正しいことが明らかになった。
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