ぶ‐じ【無事】 の意味

  1. [名・形動]
  1. 普段と変わりないこと。また、そのさま。「日々を無事に送る」「平穏無事」
  1. 過失や事故のないこと。また、そのさま。「航海の無事を祈る」「無事に任務を果たす」「手術が無事終了する」
  1. 健康で元気なこと。つつがないこと。また、そのさま。「無事を知らせる便り」「父母の無事な顔を見て喜ぶ」
  1. なすべき事がないこと。ひまな状態。
    • 「われ―に苦みて、外に出でて遊ばんことを請い」〈鴎外訳・即興詩人
  1. 何もしないこと。
    • 「只道士の術を学んで、無為を業とし、―を事とす」〈太平記・一〉
  • 名詞
  • ぶ‐じ【無事】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・さっき窓から落した手紙は、無事に遠藤さんの手へはいったであろうか? あの時往来にいた人影は、確に遠藤さんだと思ったが、もしや人違いではなかったであろうか?――そう思うと妙子は、いても立ってもいられないような気がして来ます。

      芥川竜之介「アグニの神」

    • ・・・燕はそれもそうだ、「そんなら王子様来年またお会い申しますから御無事でいらっしゃいまし。

      有島武郎「燕と王子」

    • ・・・ 聞く方が歎息して、「だってねえ、よくそれで無事でしたね。

      泉鏡花「女客」