打（ち）付け（うちつけ）とは？意味・読み方・使い方

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うち‐つけ【打（ち）付け】
の解説

［形動］［文］［ナリ］

１物事が急に進むさま。また、急に行動をしたりするさま。いきなり。だしぬけ。突然。
1. 「お勢の袖を扣 (ひか) えて—に掻口説 (かきくど) く外、他に仕方もないが」〈二葉亭・浮雲〉

２露骨なさま。無遠慮なさま。
1. 「野暮な姿と—の悪 (にく) まれ口を」〈一葉・たけくらべ〉

３唐突で失礼なさま。ぶしつけ。
1. 「—のやうに侍れど」〈浜松・三〉

４軽率なさま。
1. 「—にまどふ心ときくからに慰 (なぐさ) めやすく思ほゆるかな」〈大和・七八〉

５ぴったりなさま。うってつけであるさま。
1. 「おまつどのには—ぢゃわいの」〈伎・梅柳若葉加賀染〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

打付けの前後の言葉

打付けの例文(3)

出典：青空文庫

･･･きむしって、頭を壁へ打付けて、おれを産んだ日を悪日と咒って、人の子･･･著:ガールシンフセヴォロド・ミハイロヴィチ訳:二葉亭四迷「四日間」
･･･友に、人知れず採って打付けて遣ったり何かすると、友は振返って、それ･･･田山花袋「新茶のかおり」
･･･都々一は三味線に撥を打付けてコリャサイなど囃立つるが故に野鄙に聞ゆ･･･福沢諭吉「新女大学」

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