別家（べっけ）とは？意味・読み方・使い方

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意味
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べっ‐け【別家】
の解説

［名］(スル)

１本家から分かれて別に家を興すこと。また、その家。分家。また、結婚して別に所帯をもつこと。
1. 「同村の—せし兄の高橋九ざえもんが聞付て」〈魯文・高橋阿伝夜叉譚〉

２商家の奉公人が、主人からのれん分けを許されて、独立すること。また、その店。「得意先を分けて—させる」

３本宅と別に設けた家。
1. 「太夫を千両余にて身請けせらるるよし。それは—に置いて」〈浮・禁短気・一〉

類語

分家(ぶんけ)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

別家の例文(3)

出典：青空文庫

･･･若木の家造り、近ごろ別家をしたばかりで、葺いた茅さえ浅みどり、新･･･泉鏡花「海異記」
･･･四国の或る殿様の別家の、大谷男爵の次男で、いまは不身持のため勘当･･･太宰治「ヴィヨンの妻」
･･･引くと、急使をもって別家している弟二人を山崎の邸に呼び寄せた。居･･･森鴎外「阿部一族」

別家の前後の言葉

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