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べっ‐とう〔‐タウ〕【別当】 の意味

  1. 《元来は本官のある者が別の役を兼ねて当たる意》
  1. 検非違使 (けびいし) 庁蔵人所 (くろうどどころ) など、令外 (りょうげ) の官の長官。
  1. 平安時代以降、親王家摂関家などの政所 (まんどころ) の長官。
  1. 鎌倉幕府政所侍所 (さむらいどころ) などの長官。
  1. 僧官の一。東大寺興福寺などの大寺に置かれた長官で、一山の寺務を統轄した。のちには、熊野石清水北野などの諸社にも置かれた。
  1. 盲人の官名の一。検校 (けんぎょう) の下位。
  1. 《院の厩 (うまや) 司の別当から転じて》馬丁

べっ‐とう〔‐タウ〕【別当】の慣用句

  1. べっとうじ【別当寺】
  1. べっとうせん【別当宣】
  1. べっとうだい【別当代】
    • 別当の代行をする人。
  • べっ‐とう〔‐タウ〕【別当】の例文

    出典:青空文庫

    •  天王寺の別当、道命阿闍梨は、ひとりそっと床をぬけ出すと、経机の前へにじりよって、その上に乗っている法華経八の巻を灯の下に繰りひろげた。

      芥川竜之介「道祖問答」

    • ・・・ここの別当橋立寺と予て聞けるはこれにやと思いつつ音ない驚かせば、三十路あまりの女の髪は銀杏返しというに結び、指には洋銀の戒指して、手頸には風邪ひかぬ厭勝というなる黒き草綿糸の環かけたるが立出でたり。

      幸田露伴「知々夫紀行」

    • ・・・これが飯綱の法のはじまりで、それからその子盛縄も同じく法を得て奇験を現わし、飯綱の千日家というものは、この父子より成立ち、飯綱権現の別当ともいうべきものになったのであり、徳川初期には百石の御朱印を受けていたものである。

      幸田露伴「魔法修行者」