1. 漠然と、それに近い場所位置。あたり。付近。「その—を散歩する」

  1. 漠然とした事柄。「その—の事情はわからない」

  1. およその程度。くらい。「その—で勘弁しろ」

  1. はて。限り。「一望、—なし」

  1. 数学で、等号不等号両側にある

  1. 幾何学で、多角形多面体などをつくっている各線分または半直線

  1. 囲碁で、隅を除いた、5〜4線あたりより外側の部分。「上—」「左—」

朝廷儀式のとき、参列者の位置を示すため、目印として置かれた木の板。

[名]
  1. 事態が移り変わること。変化すること。

    1. 不意風雨の—に出逢うことも」〈鉄腸雪中梅

  1. 急に異常事態の起こること。また、その事態。「承久 (じょうきゅう) の—」「万一の—に備える」

  1. 音楽で、本来の音より半音低いことを示す語。フラット。⇔嬰 (えい) 

[形動][文][ナリ]
  1. 普通と違っているさま。ようすがおかしいさま。「—な服装」「車の調子が—だ」

  1. 思いがけないさま。「事件は—な方向発展した」

  1. 漢字の構成部位の名称の一。左右の組み合わせからなる漢字の左側の部分字形によって「亻(にんべん)」「氵(さんずい)」などと呼ぶ。⇔旁 (つくり) 

  1. かたよっていること。公正でないこと。

    1. 用捨—無し、弛張 (ちちゃう) 時あり、明王の士を撰ぶ徳なり」〈太平記・一九〉

[名]
  1. 首尾の整っている詩文

  1. 書物・文章や演劇などの部分け。「後の—で言及する」「青春—」

  1. いくつかの文章を集めて1冊の本にすること。編纂 (へんさん) 。「国語学会—」

[接尾]助数詞。上に来る語によっては「ぺん」となる。
  1. 詩歌・文章、また書物などを数えるのに用いる。「詩二—」

  1. 書物内容からいくつかに部分けしたとき、その部分の数、あるいは順序を示すのに用いる。「浮雲第二—」

[感]相手を見下したり、勝ち誇ったりする気持ちで発する声。「—、どうだ、まいったか」
[接尾]助数詞。物の切れはし、花びらなどを数えるのに用いる。上に来る語によっては「ぺん」となる。「二、三—の花びら」
[接尾]助数詞。動作作用回数を数えるのに用いる。上にくる語によっては「べん」「ぺん」となる。「二—も当番がまわってきた」

出典:青空文庫

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