丁寧の助動詞「ます」の古い終止・連体形。「振り返ってみまするに、数々の山を乗り越えてまいりました」

其奴 (そやつ) を逃しまするなと声かけられておどろく藤兵衛」〈人・梅児誉美・四〉

[補説]現代語では、仮定形「ますれ」とともにその使用は限られ、形式ばった堅苦しい表現に用いられるだけである。
[動サ変][文]ま・す[サ変]
  1. こする。みがく。

    1. 「奮然立ち上がって更に—・する腕の無念さ」〈一葉・うもれ木〉

  1. ある線にすれすれになるほど近づく。迫る。接近する。「先人の塁を—・する」「天を—・する超高層建築物」

出典:青空文庫

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