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まつしま【松島】例文一覧 7件

  1. ・・・ 榎の梢を、兎のような雲にのって。「桃色の三日月様のように。」 と言った。 松島の沿道の、雨晴れの雲を豆府に、陽炎を油揚に見物したという、外道俳人、小県の目にも、これを仰いだ目に疑いはない。薙刀の鋭き刃のように、たとえば片鎌・・・<泉鏡花「神鷺之巻」青空文庫>
  2. ・・・「いや、今朝は松島から。」 と袖を組んで、さみしく言った。「御風流でがんす、お楽みでや。」「いや、とんでもない……波は荒れるし。」「おお。」「雨は降るし。」「ほう。」「やっと、お天気になったのが、仙台からこっ・・・<泉鏡花「燈明之巻」青空文庫>
  3. ・・・かね又は新世界にも千日前にも松島にも福島にもあったが、全部行きました。が、こんな食気よりも私をひきつけたものはやはり夜店の灯です。あのアセチリン瓦斯の匂いと青い灯。プロマイド屋の飾窓に反射する六十燭光の眩い灯。易者の屋台の上にちょぼんと置か・・・<織田作之助「アド・バルーン」青空文庫>
  4. ・・・ 十九日、夜来の大雨ようよう勢衰えたるに、今日は待ちに待ちたる松島見んとて勇気も日頃にましぬ。いでやと毛布深くかぶりて、えいさえいさと高城にさしかかれば早や海原も見ゆるに、ひた走りして、ついに五大堂瑞岩寺渡月橋等うちめぐりぬ。乗合い船に・・・<幸田露伴「突貫紀行」青空文庫>
  5. ・・・彼処から奥州の方へ旅をして、帰って来て、『松島に於て芭蕉翁を読む』という文章を発表したが、その旅から帰る頃から、自分でも身体に異状の起って来た事を知ったと見えて、「何でも一つ身体を丈夫にしなくちゃならない」というので、国府津の前川村の方へ引・・・<島崎藤村「北村透谷の短き一生」青空文庫>
  6. ・・・     ラジオニュース「松島事件」の○○氏は保釈出獄しました由、大阪電話。     From Annette & Sylvie “Annette felt that, alone, she was in・・・<宮本百合子「一九二五年より一九二七年一月まで」青空文庫>
  7. ・・・それへ引き越すとすぐに仲平は松島まで観風旅行をした。浅葱織色木綿の打裂羽織に裁附袴で、腰に銀拵えの大小を挿し、菅笠をかむり草鞋をはくという支度である。旅から帰ると、三十一になるお佐代さんがはじめて男子を生んだ。のちに「岡の小町」そっくりの美・・・<森鴎外「安井夫人」青空文庫>