みだり【乱り／▽妄り／×猥り／▽濫り／▽漫り】の意味

出典：デジタル大辞泉（小学館）

［形動］［文］［ナリ］《五段活用動詞「みだ（乱）る」の連用形から》

  1. １ 秩序を無視するさま。自分勝手であるさま。「―に高山植物を採取する」

  1. ２ 軽率に、また、度を過ごして物事をするさま。むやみやたら。「―な言動は慎みなさい」「―に金を遣う」

  1. ３ 「みだら」に同じ。〈和英語林集成〉

  1. ４ 道理に反するさま。筋道が通らぬさま。

    1. 「国の成敗―なるによりて」〈太平記・三八〉

類語
関連語

乱り の慣用句・熟語(10)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

乱り の前後の言葉

乱り の例文(7)

出典：青空文庫

  • ･･･罪業の深い彼などは妄りに咫尺することを避けなければならぬ。しかし･･･ 芥川竜之介「尼提 」

  • ･･･る事実から、お互に、妄りに信ずべからずとさえ思うに至ったのである･･･ 小川未明「人間否定か社会肯定か 」

  • ･･･　　　或は枝を拗りて妄りに抛て或被レ酒僵臥　　　　或は酒･･･ 永井荷風「向嶋 」

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