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もうし‐たて〔まうし‐〕【申(し)立て】例文一覧 6件

  1. ・・・――泰さんは実際まだ眠むそうな声で、こう苦情を申し立てましたが、新蔵はそれには返事もしないで、「僕はね、昨日の電話の一件があって以来、とても便々と家にゃいられないからね。これからすぐに君の所へ行くよ。いいえ、電話で君の話を聞いたくらいじゃ、・・・<芥川竜之介「妖婆」青空文庫>
  2. ・・・十五が十三より二つだけ多いことにはどうにも異議の申し立てようがないからである。 しかしまた、数字のレコードで優勝したとしても、その人が、その数字の代表する量の大小以外の点でもすぐれているという証拠には決してならない。これは明白なことであ・・・<寺田寅彦「記録狂時代」青空文庫>
  3. ・・・「お前の申し立てはいろいろの点でテーモ氏の申し立てとちがっている。しかしわれわれはそれは当然だろうと考える。いま調書を読むから君の云ったところとちがった所がないかよくききたまえ。」一人は読みはじめました。「ちがいありません。」私はフ・・・<宮沢賢治「ポラーノの広場」青空文庫>
  4. ・・・ 始めて家を持とうと云う時には、貸家と云うものが如何那ものかも知らず、いつも完全に近い理想を持ち出しては、不満を申し立てた。けれども、暫く、強いても、此那家に住んで見ると、住居と云うものが、住人の趣味やケーアによって、如何那に変化するも・・・<宮本百合子「又、家」青空文庫>
  5. ・・・と言うよりほか、何一つ申し立てない。 次に長女いちが調べられた。当年十六歳にしては、少し幼く見える、痩肉の小娘である。しかしこれはちとの臆する気色もなしに、一部始終の陳述をした。祖母の話を物陰から聞いた事、夜になって床に入ってから、出願・・・<森鴎外「最後の一句」青空文庫>
  6. ・・・仲平は六十六で陸奥塙六万三千九百石の代官にせられたが、病気を申し立てて赴任せずに、小普請入りをした。 住いは六十五のとき下谷徒士町に移り、六十七のとき一時藩の上邸に入っていて、麹町一丁目半蔵門外の壕端の家を買って移った。策士雲井龍雄と月・・・<森鴎外「安井夫人」青空文庫>