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ようやく〔やうやく〕【漸く】 の意味

  1. [副]
  1. 長い間待ち望んでいた事態が遂に実現するさま。やっとのことで。「戦争が終わり漸く平和になった」
  1. 苦労した結果、目標が達成できるさま。かろうじて。何とか。「迷ったすえに漸くたどりついた」
  1. 物事がしだいに進行して、ある状態になるさま。だんだん。
    • 「人々は―に列を乱して」〈漱石・趣味の遺伝〉
  1. ゆっくりと。おもむろに。
    • 「―歩みて帰る」〈今昔・七・四四〉
  1. [補説]「ややく」に「う」が加わったという説、「やくやく」の音変化とする説などがある。
  • ようやく〔やうやく〕【漸く】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・そこで、娘も漸く、ほっと一息つく事が出来ました。

      芥川竜之介「運」

    • ・・・      よくこれほどあるもんだと思わせた長雨も一カ月ほど降り続いて漸く晴れた。

      有島武郎「カインの末裔」

    • ・・・彼の徳川時代の初期に於て、戦乱漸く跡を絶ち、武人一斉に太平に酔えるの時に当り、彼等が割合に内部の腐敗を伝えなかったのは、思うに将軍家を始めとして大名小名は勿論苟も相当の身分あるもの挙げて、茶事に遊ぶの風を奨励されたのが、大なる原因をなし・・・

      伊藤左千夫「茶の湯の手帳」