りん‐り【倫理】 の意味

  1. 人として守り行うべき道。善悪・正邪の判断において普遍的な規準となるもの。道徳。モラル。「倫理にもとる行為」「倫理観」「政治倫理」
  1. 倫理学」の略。

りん‐り【倫理】の慣用句

  1. りんりがく【倫理学】
    • 《ethicsの井上哲次郎による訳語》共同体における人と人との関係を律する規範・原理・規則など倫理・道徳を研究する哲学の一部門。
  1. りんりかん【倫理観】
    • 倫理についての考え方、捉え方。「教師には高い倫理観が求められる」
  1. りんりきはん【倫理規範】
    • 人として、また職務上自ら守らねばならない行動基準。倫理綱領。
  1. りんりしんがく【倫理神学】
    • 人間の霊魂を救って永遠の生命にあずかるという宗教目的に照らしてみた、人間行為のあり方を研究する神学の一部門。キリスト教における道徳と生活を研究する学問。
  1. りんりてき【倫理的】
    • [形動]倫理にかかわるさま。また、倫理にかなうさま。「倫理的な生き方」「倫理的責任を問う」
  1. りんりてきしゅうきょう【倫理的宗教】
    • 国民的、世界的規模の倫理性を有する宗教。仏教・キリスト教など。
  • りん‐り【倫理】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・大学教授某博士は倫理学上の見地から、蟹の猿を殺したのは復讐の意志に出たものである、復讐は善と称し難いと云った。

      芥川竜之介「猿蟹合戦」

    • ・・・年齢は三十五歳、職業は東京帝国文科大学哲学科卒業後、引続き今日まで、私立――大学の倫理及英語の教師を致して居ります。

      芥川竜之介「二つの手紙」

    • ・・・「また、今時に珍しい、学校でも、倫理、道徳、修身の方を御研究もなされば、お教えもなさいます、学士は至っての御孝心。

      泉鏡花「眉かくしの霊」