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わずら・う〔わづらふ〕【煩う/患う】 の意味

  1. [動ワ五(ハ四)]
  1. (煩う)あれこれと心をいためる。思い悩む。
    • 「両方の何れだろうかと―・って待っていた」〈漱石それから
  1. (患う)病気で苦しむ。古くは「…にわずらう」の形で用いることが多い。「目を―・う」
    • 「わらはやみに―・ひ給ひて」〈・若紫〉
  1. (煩う)うまくいかないで苦労する。難渋する。
    • 「さこそ世を―・ふと言ひながら」〈平家・一一〉
  1. (煩う)動詞の連用形に付いて、…しかねる、なかなか…できないの意を表す。「行き―・う」「言い―・う」
  • わずら・う〔わづらふ〕【煩う/患う】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・もしも又、私が此処に指摘したような性急な結論乃至告白を口にし、筆にしながら、一方に於て自分の生活を改善するところの何等かの努力を営み――仮令ば、頽廃的という事を口に讃美しながら、自分の脳神経の不健康を患うて鼻の療治をし、夫婦関係が無意義であ・・・

      石川啄木「性急な思想」

    • ――煩うてな……」 もの言もやや打解けて、おくれ毛を撫でながら、「ほっといてお通りなさいますと、ひとりでに離れます。

      泉鏡花「小春の狐」

    • ・・・ と異な声で、破風口から食好みを遊ばすので、十八になるのを伴れて参りました、一番目の嫁様は来た晩から呻いて、泣煩うて貴方、三月日には痩衰えて死んでしまいました。

      泉鏡花「政談十二社」