出典:デジタル大辞泉(小学館)

重力レンズの効果により、遠方の天体の見かけの明るさが増す現象。銀河より軽い、恒星程度の質量の天体が遠方の天体と地球の間を横切るときに起こる。変光星の光度変化と異なり、星の色味(スペクトル)が変化しないという特徴がある。このような現象が起こる確率は極めて低いため、銀河系の中心部やマゼラン雲など、星が高密度に分布する領域を観測する必要がある。冷たい暗黒物質の候補として我々の銀河近傍にもあると考えられた暗い小天体(MACHO (マッチョ) )は、マイクロレンズ効果を探索することでその存在が確認された。また観測技術の向上により、地球程度の質量をもつ系外惑星の探査にも応用されている。重力マイクロレンズ効果。マイクロレンジング。