岐阜県南東部の市。中心は土岐津 (ときつ) 。陶磁器製造が盛ん。人口6.0万(2010)。

  1. 過去から現在現在から未来へと、一方的また連続的に流れていくと考えられているもの。物事の変化・運動によって認識される。時間。「—が流れる」「—がたつ」「—を刻む」

  1. 時法によって示される、1日のうちの特定時点や時間帯。また、その時法に基づく単位時間。時刻刻限。日本では明治6年(1873)以来平均太陽時によって一昼夜を24等分し、太陽子午線通過する時刻の12時間前を零時とする時法が行われている。また一般に、24時を午前午後の12時ずつに分けて、零時を午前零時、12時を午後零時とよぶ慣習もある。昔の時法には、1日を等分する定時法と、昼夜別個等分する不定時法とがあり、単位時間の長さは、不定時法では季節場所によって異なった。定時法は古代律令時代には既にあり、漏刻(水時計)を用いて1日を12等分し、各時刻に十二支を配して、鼓や鐘を鳴らして時を告げた。真夜中の子 (ね) の刻に9回、丑 (うし) の刻に8回というぐあいに一時 (いっとき) ごとに一打減らすもので、そのため、昼夜の各時刻を九つ…四つとも表した。近世になると、昼夜をそれぞれ6等分する不定時法が広く行われた。時刻の表し方は古代同様であるが、各時刻はさらに2等分されて半とよばれたり、3等分されて上・中・下とよばれたりした。

  1. 時間の流れの一点。時刻。また、時刻を知らせること。「—の鐘」「—をつくる」

  1. ある時期

    1. 関心がおかれている時代年代。ころ。「—は幕末、所は江戸」「—の首相

    2. 季節時候。「紅葉の—」「—の物でもてなす」「—なし大根」

  1. 時勢。世の成り行き。「—に身をまかせる」「—に従う」

  1. 何らかの状況を伴った、時間のひとくぎり。

    1. ㋐さまざまな状況念頭に置いた、不特定の時期場合。「—に応じた方策」「あいさつのしかたも—と場所による」

    2. 状況明示できない、漠然とした時期。「—には失敗もある」「—として、そんなことも起こる」

    1. ㋐ちょうどよい機会好機。「しかるべき—を待つ」「逆転の—をうかがう」

    2. ㋑(「秋」とも書く)重要時期。「危急存亡の—」

  1. わずかな間。一時。また、当座臨時。「—借り」「—貸し」

  1. 定められた期日。期限。「—を切って金を貸す」「返済の—が迫る」

  1. 10行為状態を表す連体修飾を受けて)

    1. ㋐ある状態になっている時点時期。「家に着いた—、母はいなかった」「幼稚園の—は、やんちゃ坊主だった」

    2. ㋑ある状況を仮定的に表す。おり。場合。「地震の—はどうしよう」

  1. 11 (「どき」の形で接尾語的に用いて)まさにその時期。また、それにふさわしい時期。「食事—で店が混む」「今—の若者

  1. 12時制 (じせい) 」に同じ。

  1. 13 陰陽道 (おんようどう) で、事を行うのに適した日時。暦の吉日

    1. 「暦の博士召して、—問はせなどし給ふほどに」〈・葵〉

  1. 14 天台真言などの密教で行う、定時勤行 (ごんぎょう) 。時の修法。

    1. 「その夜行幸にて侍りしかば、暁の御—ひきあげて」〈弁内侍日記

[補説] 
2018年5月に実施した「あなたの言葉を辞書に載せよう。2018」キャンペーンでの「時」への投稿から選ばれた優秀作品。

◆生きているうちは誰も降りることができない一方通行のベルトコンベア。
ほしほしさん

集中している時や夢中になっている時は、一瞬で過ぎるもの。
M&Gさん

◆気付いたらいつの間にかなくなっているもの。うまく使いこなせるかどうかで人生が大きく左右される。
とまとさん

◆常に流動しており、途中で大事な物を見つけても取り返しが付かない。流れに従うよりも流れを遡ろうとする人の方が多い。
ぼくちんさん

◆「今」を過去にするもの。
siotsukaさん

世界が滅びても、なくならないもの。
うめさん

◆決して失敗することのない殺し屋。
かずばんびさん
  1. 《食すべき時の食事の意》寺などで、食事のこと。インド以来戒律により午前中に食べるのを正時とし、午後は食すべき時ではない時刻の食の意で非時 (ひじ) という。斎食 (さいじき) 。

  1. 寺で出す食事精進料理

ペリカン目トキ科の鳥。全長77センチくらいで、淡紅色を帯びた白色。顔と脚が赤く、頭に冠羽があり、くちばしは黒く、下方に曲がる。水田や湿地でタニシ・ドジョウ・サワガニなどを捕食。巣は高い木の上に作る。東アジアに分布するが絶滅危惧されている。特別天然記念物国際保護鳥学名、ニッポニア・ニッポン。トキ科にはクロトキ・ショウジョウトキなども含まれる。 秋》

[補説]「鵇」は国字。日本では明治中ごろまで各地生息したが、急激に数が減少し、昭和56年(1981)最後の5羽が捕獲保護されたことで野生絶滅。最後個体平成15年(2003)死亡佐渡島では中国産の個体で人工繁殖を行っており、平成20年(2008)より成体の放鳥開始、その後は自然繁殖もみられるようになった。これを受けて平成31年(2019)に環境省レッドリスト改訂、トキは「野生絶滅」から「絶滅危惧ⅠA類」に変更された。
  1. 合戦で、士気鼓舞し、敵に対して戦闘開始を告げるために発する叫び声。大将が「えいえい」と発声して全軍が「おう」と声を上げて和し、これを三度繰り返すのを通例とする。また、戦勝の喜びの表現としても発した。鬨の声。

  1. 多数の人が、一度にどっとあげる声。

上越新幹線運行されている特別急行列車の愛称平成14年(2002)運行開始。高崎・越後湯沢・長岡などを経由して東京・新潟駅間を結ぶ。2階建て車両E4系が使用される際の名称は「Max (マックス) とき」。

源経信の日記「帥記 (そちき) 」のこと。名称は「」の唐名都督」から。

出典:gooニュース

出典:青空文庫

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