えら・く〔ゑらく〕 の意味

  1. [動カ四]喜び楽しむ。
    • 「黒き白きの御酒 (みき) を赤丹のほにたまへ―・き」〈続紀宣命・三八詔〉
  • えら・く〔ゑらく〕の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・その時はついにそれぎりで、樗牛はえらいともえらくないともつかずにしまったが、ほとんど十年近くも読んだことのない樗牛をまたのぞいてみる気になったのは、全くこの議論のおかげである。

      芥川竜之介「樗牛の事」

    • ・・・ライオンハミガキの広告灯が赤になり青になり黄に変って点滅するあの南の夜空は、私の胸を悩ましく揺ぶり、私はえらくなって文子と結婚しなければならぬと、中等商業の講義録をひもとくのだったが、私の想いはすぐ講義録を遠くはなれて、どこかで聞えている大・・・

      織田作之助「アド・バルーン」

    • ・・・そうかといって、醤油屋の労働者になっても、仕事がえらくて、賃銀は少なかった。

      黒島伝治「電報」