出典:デジタル大辞泉(小学館)

結晶内の電子のエネルギー準位がとる帯状の構造。エネルギーが低い順から価電子帯禁制帯伝導帯が並び、電子はパウリの原理に従ってエネルギー準位が低いところから順に埋まっていく。絶縁体および半導体では、価電子帯と伝導帯の間に電子が存在しない禁制帯がある。導体の場合、価電子帯にフェルミ準位があり、それを上回るエネルギーをもつ電子が電気伝導に寄与する。このようなバンド構造に基づいて、電子がかかわる固体の性質を扱う理論をバンド理論という。帯構造。