えん・ずる【演ずる】 の意味

  1. [動サ変][文]えん・ず[サ変]
  1. 人々の前で芝居・舞踏・演奏などをして見せる。また、芝居や映画などで、ある役を務める。「狂言を―・ずる」「敵役を―・ずる」
  1. ある役目を務める。「物分かりのいい父親を―・ずる」
  1. 目立つようなことを行う。「醜態を―・ずる」
  • えん・ずる【演ずる】の例文

    出典:青空文庫

    • ・・・ちょっと断わっておくが、僕はある脚本――それによって僕の進退を決する――を書くため、材料の整理をしに来ているので、少くとも女優の独りぐらいは、これを演ずる段になれば、必要だと思っていた時だ。

      岩野泡鳴「耽溺」

    • ・・・の露骨なスタンドプレイを演ずる事なく、堂々と、それこそ誠意おもてにあらわれる態の詫び方をしたに違いないが、しかし、それにしても、之等の美談は、私のモラルと反撥する。

      太宰治「親友交歓」

    • ・・・所詮理想主義者は、その実行に当ってとかく不器用なもののようであるが、黄村先生のように何事も志と違って、具合いが悪く、へまな失敗ばかり演ずるお方も少い。

      太宰治「不審庵」