出典:デジタル大辞泉(小学館)

[動ラ下一][文]あくが・る[ラ下二]《本来は、あるべき所から離れる意》
  1. いる所を離れてふらふらさまよう。

    1. 「自分の魂が―・れ出して、…水の面を高く低く、揺られて行く」〈谷崎細雪

  1. 物事に心が奪われる。うわの空になる。

    1. 「山林に身を苦しめ雲水に魂を―・れさせて」〈露伴・二日物語〉

  1. 胸を焦がす。思い焦がれる。

    1. 「其写真に頰摩 (ほおずり) して―・れ」〈紅葉金色夜叉

  1. 気持ちが離れる。疎遠になる。

    1. 「おもておこしに思ひし君は、ただ―・れに―・る」〈落窪・二〉