遠慮（えんりょ）とは？意味・読み方・使い方

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えん‐りょ〔ヱン‐〕【遠慮】
の解説

［名］(スル)《3が原義》

１人に対して、言葉や行動を慎み控えること。「—なくいただきます」「年長者への—がある」「この部屋ではタバコは—してください」

２辞退すること。また、ある場所から引き下がること。「せっかくですが出席を—します」「君は—してくれ」

３遠い将来のことを思慮に入れて、考えをめぐらすこと。遠謀。「深謀—」

４江戸時代、武士や僧に科した刑罰の一。軽い謹慎刑で、自宅での籠居 (ろうきょ) を命じたもの。夜間のひそかな外出は黙認された。

類語

控えめ(ひかえめ)

関連語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

遠慮のカテゴリ情報

出典：デジタル大辞泉（小学館）

［日本史］の言葉

［江戸時代］の言葉

遠慮の前後の言葉

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遠慮の例文(34)

出典：青空文庫

･･･をかけようとしたが、遠慮した。――お徳の事だ。前には日本橋に居り･･･芥川竜之介「片恋」
･･･遠慮会釈もなく迅風は山と野とをこめて吹きすさんだ。漆のような闇が･･･有島武郎「カインの末裔」
･･･奥さんは遠慮らしく夫の顔を一寸見て、すぐに横を向いて、珈琲の支度･･･著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ訳:森鴎外「罪人」

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